【コラム・ネタ・お知らせetc】ブロッコリー　ヒミツの商品開発日記 夢の札束風呂の巻

ご存知の方が大半だと思いますが、ブロッコリーはキャラクターグッズメーカーで、「デ・ジ・キャラット」や「ギャラクシーエンジェル」といったタイトルでも親しまれています。人によっては"ゲーマーズ"をやっている会社といった方が分かりやすいかも。

その主な業務はキャラクターグッズの開発なのですが、今回はどのようにして新作アイテムが開発されているのか、そのヒミツの舞台裏を紹介します。そう、商品はこんな風にして開発されているのです・・・（以下、回想シーン）

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ある日外出から戻ると、開発の偉い人が応接室で呼んでいるというではありませんか。
はて、何かやらかしたっけなー？　
少なくとも「昨日のプリキュア録ってる？」なんて話ではなさそうです。

慌てて応接室に赴くと、偉い人が碇ゲンドウばりに、手を組んでとニヤリしています。
何だか今にも、『順調だ。２％も遅れていない』とか言い出しそうです。

部屋を見渡すと、自分の他に営業のＹさん、法務のＴ君が既に座っていました。
ここで再び頭の中が？？？　この３人、業務的には直接の接点が余りなく、
共通点が見出せずに戸惑いを隠せません。が、悩むより先に向こうから切り出してきました。

「なあ、お前ら健康食品とか買ったことある？」
と、思いもよらない質問に面くらいました。

他の２人も困惑しながら「いや、別に…」と答えるのがやっと。
しかしそんな先制攻撃にやられる私ではありません。むしろ当方に迎撃の用意アリ。
内心「Ｄ＆Ｄならまかせて下さい」（※１）とボケたかったのですが、
３０歳以上でしかも一部の人にしかうけなさそうだったので…

それはさておき、むしろ健康知識は得意分野です。
伊達に月イチで通院していません。←（；´д｀） トホホ…

「健康のためにカルシウムを摂ってますよ。ちなみにカルシウムの吸収をよくするためにビタミンＤも併せて摂ってます。あと、塩分摂取を抑えるためにカリウムを飲んでます」とさらっと答えると、偉い人は不満そうにこう言った。
「それで何で不健康なんだ？」
「放っといてください！」
そこまで言いかけて、私の灰色というより、むしろ廃色の脳細胞が閃きました。
まてよ、この場に呼ばれた３人の共通点。それは…
自分＆営業Ｙ…太りすぎ　法務Ｔ…痩せすぎ　＝　不健康　ではっ！？
「エウレカ！」（※２）と、アルキメデスの気持ちになります。

「…もしかして、健康食品を商品化するんですか？」
「うん。だから不健康そうなヤツに声をかけてみた」
「う…否定はできませんが…」
「というわけで、これなんかどうだろう？」
と言って、偉い人はコエンザイムの錠剤が入った瓶を、じゃらじゃらさせています。

「…それって、どっちかっていうと美容とか、老化防止にいいヤツだから、むしろ奥さんにあげた方が喜ぶと思いますよ」先日マツモトキヨシで買い物したときの知識をフル活用しながら返す私。
すると「へー、じゃあ俺が飲んでみるよ」と、偉い人は急に真顔になって瓶を見つめます。
「いや、奥さんにあげろよ！」ああ、いかん俺、カルシウム不足だ…

「じゃあ、こっちのαリポ酸は？」と、偉い人はドラえもんの４次元ポケットよろしく別の瓶を出します。
「ああ、αリポ酸は、健康やダイエットにいいんで、かなりウチ向けじゃないっすか」
「ふーん。なるほどね。…ねえ、なんで詳しいのに不健康なの？」
「効果には個人差があるんですよッ！」ああ、ビタミンDも摂ろう…

「じゃあ、これ商品化したら、試してみなよ」
「はいはい。喜んで試しますよ」
「効果があったら、よく雑誌の通販の広告にある"喜びの声"みたいなのに掲載するから」
その言葉に、私の頭にはよくある通販広告が浮かびます。
「えっ、じゃあ俺も美女と札束風呂にッ！？」鼻血が出そうなので、鉄分摂らなきゃ…
「広告が違ーう！」

　（回想シーン　ここまで ）

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なんて冗談まじりの話があって、早や数ヶ月。
再び偉い人が、やけに爽やかな笑顔でやって来ました。
「ねぇねぇ、アレできたよ」
「アレって何です？」
「やだなぁ、健忘症か？　サプリメントだよ。サ・プ・リ」


健忘症にはビタミンB1、B6、C、Eが効果的…じゃなくて
てっきりボツになったと思ってたらサプリメント企画、水面下で進行してましたｗ　
その名もアキバ系サプリメント　Active（アクティブ）！！

アキバ系サプリメント 【アクティブ】 プチ･キャラット	アキバ系サプリメント 【アクティブ】 デ･ジ･キャラット	ゲーマーズ本店のみで扱いの アプリコットバージョン 「いかにも聖地らしい内容」の千社札全3種のうち1枚ランダム封入

案内には、『ゲームに同人誌にイベントにプライベートに忙しいアナタ！』という文字が。
理由が偏っている気もしますが、それはさておき、本当に出ます。

というわけで、早速私が試飲（投薬？）を始めました。
いや、実際このActiveを試し始めて１週間。
冗談抜きで妙に体調がいいんですよ。目覚めもいいし。
まあ自分、暗示にかかりやすいタイプなので…プラシーボ効果（※３）かもしれませんが。
とりあえず、札束風呂に入れるまでがんばってみます。

とまあ、こんな風にして日夜体を張って（？）商品開発は行われているわけです。
あ、ちなみにこの話は限りなく事実を元に構成されていますが、登場する人物等は実在のような気もしますが、とりあえず架空の人物ということにさせてください。では、また。

ブロッコリー 広報・ぽや

※１　テーブルトークRPGの傑作「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」では、追加シナリオ等をサプリメントと呼んでいた…よね？
若い方ゴメンナサイ

※２　ギリシア語で「我、発見せり」の意。アルキメデスが裸で走り回った話が有名かも。
「エウレカ７」のタイトルもそこからきていると思われ

※３　実際に効用がなくても、そう思い込むことで得られる効果。
例えば、よく車酔いする人に「よく効く酔い止めだから」と言って、ただのビタミン剤を渡したりしても、本人がそう思い込んで「いやー、この薬よく効くね！」なんて全然酔わなかったりすることがあるそうです