【コラム・ネタ・お知らせetc】 編集者にとっての「同人誌」
編集者にとっての「同人誌」と「同人誌即売会」富士見書房コミックグループドラゴンエイジ編集部でございます。夏といえばイベント盛り沢山! 私は、イベント会場で購入した同人誌は、『今後お仕事を一緒にさせていただく可能性がある作家様の資料』として活用しています。作家様と一緒に仕事をしていくにあたって、必要不可欠な要素を判断する上での、非常に重要な情報を秘めているものなのです。


【今週の企画その1 編集者の独り言】
同人誌は、作家様と一緒に仕事をしていくにあたって、必要不可欠な要素を判断する上での
非常に重要な情報を秘めているものなのです

※こんな感じで会社の机の引出しには、資料としてのエロ同人誌…もとい、同人誌がこんなに大量に(笑)。

 アキバBlogをご覧の皆様、2週間ぶりのコンニチハ! 富士見書房コミックグループドラゴンエイジ編集部でございます。夏といえばイベント盛り沢山!イベント=コミケ(笑)!! という事で、毎年お約束の行動パターンになるハズだったのですが、あろうことか夏風邪をひいてしまい、イベントに参加する事ができませんでしたよ(ノД`) 何たる不覚!

同人誌即売会というイベント。最近は物販販売の場として企業(出版社)も出展し、また出張編集部といったように、編集部そのものがイベントに参加するなど、同人誌即売会と企業(出版社)との距離が以前に比べ、遥かに近くなってきたと思います。企業としてではなく『編集者としての同人誌即売会は?』と言うと、同人誌即売会は今も昔も同じく、新人作家の発掘の場でもあると思います。特にコミケなどがそれにあたると思いますが、全国から色々な人が集まってくるイベントはそうそうないですしね。

私は、イベント会場で『作家さんに声をかける』もしくは『ご挨拶をさせていただく』という事は殆どしないのですが、購入した同人誌は『今後お仕事を一緒にさせていただく可能性がある作家様の資料』として活用しています。つまり同人誌は、その作家様の

・マイブームは何か?
・作画のレベルは?
・物語構築のレベルは? などなど…

作家様と一緒に仕事をしていくにあたって、必要不可欠な要素を判断する上での、非常に重要な情報を秘めているものなのです。ある一定期間その作家様の同人誌を購入する事で、様々な情報を蓄積していき、この人(作家様)とだったら仕事(商業として成り立つか?)ができるかな?という判断をして、声をかけるようにしています。(踏ん切りとも言います(笑))

まぁ同人誌で全てがわかる訳ではないので、その辺を差し引いた上での参考資料として活用しなければいけない訳ですが…。


 さて、そういった形で活用している『同人誌』ですが、最近はパソコンの普及でデジタル処理をしている作家様が増えています。作業の効率化が図れるのでそれはそれでいい事だと思いますが、逆にデジタル化が普及したお陰でデメリットの部分も目立つようになってきました。パソコンで手軽に(?)絵が描けてしまう環境のせいか、アナログで絵を描いた事がない人が増えてきていて、本来漫画を描く上で必要な、基本ができない人が増えている…という事です。

それはペン入れ・ベタ・トーンワークなど例を上げればきりがないのですが、同人誌をデジタルで行っている人は、ペン入れをしていない人(もしくはシャーペンでペン入れ)が多いと思いますが、鉛筆線ではどうしても強弱のつけ方が難しいので、結果メリハリのない線(※)になってしまう事の方が多いのです。トーンワークに対しても同じで、基本を理解していない状態で、ただ単純にデジタル処理をしている人が多いので、メリハリのないトーンワークの人が多いです。

技術の進歩は喜ぶ事ではあるし、特に未だアナログが主流である漫画業界にとっては、デジタル化はむしろ歓迎すべき事であると思ってはいるのですが、こういった部分で弊害が出ているなぁ…と考えてしまいます。その結果、漫画家として活躍できる可能性を秘めた作家の人員が減ってきているのではないか? とね。

※メリハリがない=目立たない…という事。商業では目立たない事は売れない事に直結すると考えています。「その辺の基本的な事を教えるのが編集者の仕事だろ!」と言われてしまえばそれまでですが(笑)、基本から教えていたのでは時間がいくらあっても足りません。「時間が足りない=デビューできない」という負のサイクルに陥ってしまう人の方が多いです。

 あくまでのコラム記事担当の私の場合であって、全ての出版社の編集者に当てはまる訳ではないので、その辺はご了承いただければと思います。


【今週の企画その2 今月の仮面のメイドガイ】
●仮面のメイドガイ、秋葉原に降臨!?
『仮面のメイドガイ』 秋葉原に広告を出す事が決定してしまいました
広告もただの広告ではなく、踏絵ならぬフロア広告ですよ

前回のコラムでもお知らせした通り、9月にはコミックス4巻が発売し、10月にはラジオドラマ化決定と様々な展開を予定している変なメイド漫画(笑)『仮面のメイドガイ』ですが、ラジオドラマ化に続くビックニュース!? 秋葉原に広告を出す事が決定してしまいました。広告もただの広告ではなく、踏絵ならぬフロア広告ですよ!

『仮面のメイドガイ』の広告期間は、8月26日から9月15日までの3週間。場所は電気街口の予定です。踏絵といえば、某ギャルゲーのマ○チを思い浮かべてしまいますが(笑)、果たしてどんなフロア広告になるのでしょうか

とこんな感じで、色々とお届けしてまいりましたが、如何でしたでしょうか?そんなこんなで今後ともドラゴンエイジ、ドラゴンエイジPureをよろしくお願いいたします。

富士見書房 コミックグループ ドラゴンエイジ編集部

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withAjax Amazon | posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 06:50| コラム  



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