【コラム・ネタ・お知らせetc】 PSP涼宮ハルヒの約束
長門有希のおしゃべりくろっく ご無沙汰してます。バンダイナムコゲームス新米プロデューサーTです。 苦節半年、やっと皆様の前に再び戻ってまいりました。現在お手伝いしていますPSP「涼宮ハルヒの約束」に関して、開発の現場からお届けします。おかげさまで開発は順調に進んでおります。 本編以外にも追加機能が搭載されていたりもしますので、その辺も追々紹介を・・・



夏の日差しもすこし翳りを見せ始めた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

僕はといえば4月にゲームスに異動して以来、新たな気持ちで日々勉強の毎日を過ごしております。現在はPSP「涼宮ハルヒの約束」のプロデュースをお手伝いさせていただいております。同じキャラクター商品のプロデュースとはいえ、フィギュアとゲームでは当たり前ですが色々と違う部分も多く、手探りしながらも邁進させてもらってます。 さて、今回はいよいよ諸々の情報が公開になったPSP「涼宮ハルヒの約束」に関して、開発の現場からお届けします。

この立方体がPSP「涼宮ハルヒの約束」のシナリオです・・・(これでも全部ではない)
キョン役の杉田智和さんが、これを目にした瞬間「やれやれ・・」と言ったとか言わないとか

既に公開されているとおり、「涼宮ハルヒの約束」は、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」とリンクしたストーリーがフルボイスの本格的テキストアドベンチャーとなっています。学園祭を直前に控え、「朝比奈ミクルの冒険」の完成に向けて四苦八苦するキョンを主人公に、おなじみのメンバーたちとの非日常が体験できます。

公式サイトなどのあらすじを読んで、「これ何て○ューティフル○リーマーww」とご期待いただいている比較的年配者のファンの皆様にも、ニヤリとしていただける内容になっていると思います(笑)。とにかくシナリオは、アニメ以外に原作も読み込んでいるコアなファンの方にもご納得いただける読み応えのあるものになっています。

そしてPSP「涼宮ハルヒの約束」は、アニメ版と同じオリジナル声優総出演で、キャラによってはアニメ本編の数十倍のセリフ量になっているキャラもいますし、いままで描かれていなかった文化祭の舞台裏ということで、ゲームならではの様々なお楽しみのシーンも含めて、キャストのみなさんも楽しんで演じていただけたおかげで、非常に臨場感と親近感のあるサウンド世界が構築できたのではないかと思います。是非ヘッド ホンを装着してすべてのセリフを味わってほしいですね。アニメでも徹底的にこだわって作られていたハルヒのサウンド面を、是非PSP「涼宮ハルヒの約束」でも楽しんでいただきたく、他にも様々な準備をしていますので、追々ご紹介していきたい と思います。

また、PSP「涼宮ハルヒの約束」では、ビジュアル面でのチャレンジとして、「モーションポートレート」というCG技術を応用した「S.O.S. (シームレスオペレーションシステム)」という描画システムを開発。2Dの一枚絵から顔の輪郭および表情を立体的に生成して動画化するこの技術をベースに、ハルヒのキャラクターデザインやキャラ性を考慮して一つ一つ調整を重ねていきます。結果として、2Dでも3Dでもない独自の表現が生まれました。この技術で動画化されたキャラクターのサンプル映像が「涼宮ハルヒの約束」公式ページにて公開中です。まだ開発中のあくまで「素体」としての映像にはなりますが、いままで口や静止画ではなかなかお伝えできなかったこの表現が体感いただけるはずです。ゲーム本編ではさらに繊細な演技を伴って搭載されます。


さてさて、本作について語りだすとまだまだ尽きることがないんですが、おかげさまで開発は順調に進んでおります。 本編以外にも追加機能が搭載されていたりもしますので、その辺も追々紹介を・・・あれ、今何時だ・・・?

PSP「涼宮ハルヒの約束」の「長門有希のおしゃべりくろっく」
「13時・・36分・・・」 げ、お昼食べそびれたよ。しょうがないからもう一回聞こう。ポチ。
「13時・・37分・・・」 はあ、長門の声は癒しだなあ 詳しい仕様は順次公開します

もうすぐ、 僕にとっては初めてのお仕事としてのゲームショウ。期待と不安が入り混じりですが、皆様も是非会場に足を運んでみてください。 

バンダイナムコゲームス 新米プロデューサー

【バックナンバー】
バンダイからバンダイナムコゲームスに異動

 | posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 07:53| コラム