自称エロゲのプロが勧める　「エロゲー隠れ良品」17タイトル

2007年07月13日

自称エロゲのプロが勧める　「エロゲー隠れ良品」17タイトル

とらのあな秋葉原本店で、自称エロゲのプロが勧めるエロゲ入門16タイトル・燃えゲー13タイトルに続く、「エロゲー隠れ良品」17作品を紹介したコーナーが出来ていた。特設コーナーの案内によると『有名タイトルや時代の流れに隠れてしまって、あまり普段話題にならないゲーム等を、店員の独断と偏見をベースにピックアップしたもの』とのこと。

自称エロゲのプロが勧める「エロゲー隠れ良品」17作品
とらのあな秋葉原本店


「店員オススメの隠れ良品シリーズ」	「お客様のゲームライフの参考になったら幸いです」	特設コーナーの案内

『エロゲー隠れ良品』で紹介していたタイトルは、虜ノ姫・月光のカルネヴァーレ・その横顔を見つめてしまう・つくとり・乳姫大祭・なつぽち・エーデルワイス・彼女たちの流儀・天使のいない１２月・いな☆こい・峰深き瀬にたゆたう唄・こいとれ・はるのあしおと・姫騎士アンジェリカなど、2007年発売のタイトルを中心にした2003年～2007年に発売されたエロゲ17作品で、それぞれにコメント入りPOPが付いていた。

なお、とら本店の「エロゲー隠れ良品」コーナーには、『大型ブランドの大型タイトル　原画氏○○氏の作品　ライター○○氏の作品。貴方は、そんな情報だけでゲームを買っていませんか？勿論そういった情報は大事です。見逃しちゃいけません。けれどたまには、自分の信じる直感だけでゲームをやってみませんか？お客様のゲームライフの参考になったら幸いです』との案内もあった。

天使のいない12月

アコースティックギターやピアノで奏でられるノルタルジーなＢＧＭを背景に、主人公とヒロイン達の甘苦くも陰鬱な雰囲気で綴られるＬＥＡＦの異色作品。そのストーリーは登場人物ねの感情模様で混沌とし、圧倒的なＣＧと相まって作品への没入感とプレイ後の余韻を並々ならぬものにします。単純に甘くないビターな作品を所望の方に是非オススメいたします。
【関連】エロゲー批評空間での評価天使のいない12月

はるのあしおと

キャラクター達の「成長」を描いた名作。同メーカーの他作品に隠れがちですが、これをプレイしてないのは勿体ない！各シナリオの最後は絶対にグッとくること請け合いです。演出もかなり上等。また、雰囲気作りもずば抜けて素晴らしく、ひんやりともやのかかった朝や、桜の舞い散る情景などが、（プレイ数年を経た今でも）未だに強く印象に残っています。
【関連】エロゲー批評空間での評価　はるのあしおと

その横顔を見つめてしまう

多少クセの強さはありますが、コンパクトにまとまっていながらも完成度が高く、ストーリーの展開にゾクリとくる快感が止まらない名作。少しでもネタバレしてしまうと面白みが半減してしまうのであまり細かいことはここでは言えません・・・が、同ブランドの作品がスキならこっちも絶対にやっておくべきだと思いますよ。完全版にあたり追加されたルートもかなり◎
【関連】エロゲー批評空間での評価　その横顔を見つめてしまう

彼女たちの流儀

みやま零氏の美麗な絵と共に語られるぷち背徳感的な恋愛話。ヒロイン全員一本筋の通った軸を持っているので非常に完成度の高い話です。また、比較的ありがちながら結論は大抵のゲームだとおざなりにされてしまう「永遠の命」というテーマに対し真摯に真っ向から取り込んでいる点がとても好印象。あと、最強のツンデレ娘の涼月は好きな人にはたまらないかと。　
【関連】エロゲー批評空間での評価　彼女たちの流儀

峰深き瀬にたゆたう唄

単純なADVよりもしっかりとしたゲーム性のあるものが好きな方に。エウシュリーといえば大抵凝ったゲームを出してきますが、中でもこの作品のＲＰＧシステムはかなりの出来。戦闘が非常に面白く、ハマりこんでしまう危険も。ただし、エロゲ史を振り返ってもタメをはれるゲームがあまりない程に長いゲームなのでプレイするんのは少々覚悟が必要かも。
【関連】エロゲー批評空間での評価　峰深き瀬にたゆたう唄

いな☆こい

反則レベルに可愛い絵と、ハーレムじみたラブラブな雰囲気にあてられてニヤニヤが止まらない純ラブラブＨゲーム。やりとりや演出のテンポがよく、「萌え」や「甘さ」が欲しい人には丁度いいのではないでしょうか。とにかくプレイ中「あー可愛いなー」という本能の眩きが脳内にもれ出続ける事必至のゲームです。デモなどにちょこちょこ出てくるちびキャラも必見。
【関連】エロゲー批評空間での評価　いな☆こい

エーデルワイス

名作・グリーングリーンをやっていない人向け。ノリがほぼ同じなので、同作をやっている人にはデジャヴが強いかもしれませんが、そこを差し引けば素晴らしい青春とバカの学園恋愛ゲーム。腹抱えて笑う、まさに「報復絶倒」の単語がすさわしいそのテキスト、一度は是非体験しておくべきでしょう。最早当然かも？ですが、ボーカル曲は全て名曲。
【関連】エロゲー批評空間での評価　エーデルワイス

なつぽち

ストーリーも設定も比較的最近では無難でありがちなものですが、綺麗にまともあった後味の良い作品。各キャラの個性が非常にしっかりしているせいか、テンポよくプレイ中にダレません。グラフィックがちょっと個性的なため入りづらいかもしれませんが、ゲームをやっていくと非常に可愛く感じます。さっぱりとしたものをお好みの方向けです。
【関連】エロゲー批評空間での評価　なつぽち

乳姫大祭

古い因習をベースにした凌辱作品。真面目に見ていると笑っちゃいそうな因習丸出しシーンから、ガッツリエロい凌辱シーンまで盛りだくさんの満足作。タイトルから乳推しのゲームかと思われがちですが、精々母乳程度でそこまで乳にこだわった感じはないので、一般的凌辱ゲーとして見てもＯＫです。蛇足ですが、デモの真面目なナレーションは吹き出す事請け合いです。
【関連】エロゲー批評空間での評価　乳姫大祭

月光のカルネヴァーレ

情報公開から発売までのシーケンスが非常に短かった事や、ライターの下倉バイオ氏が新人だった事からイマイチ注目が集まらなかったちょっと不遇なNitro+作品。しかし、その内容は非常に充実した「これぞNitro+」と言わしめる重厚でハードボイルドなバトル良作。音楽の出来も素晴らしく、流石、これぞZIZZと言わしめるレベルで聴いて損はないでしょう。
【関連】エロゲー批評空間での評価　月光のカルネヴァーレ

いつか、届く、あの空に

絵、シナリオ、音楽と全て注目ポイント。人を選ぶ・・・かもしれませんが、密度が高く奇奇怪怪なシナリオが美麗で幻想的な絵と奥行きあるハイレベルなＢＧＭにナチュラルに融合しているので一度ハマり込めば一気にのめりこむこと間違いなしでしょう。難解な為読み解くのに少々苦労がありますが、それを乗り越えばプレイ後にはかなりの満足感が手に入りますよ。
【関連】エロゲー批評空間での評価　いつか、届く、あの空に

姫騎士アンジェリカ

サブタイから想像できる強いなヒロイン像と繋がらない位ヒロインが墜ちるの早すぎ！とか、イキすぎ！とか、淫語とかみさ○ら語を叫びすぎ！と思わず突っ込みたくなるほど中々に強烈な凌辱ゲーム。声優さんの熱演に完敗です・・・。Ｈシーンのあえぎ声は数聞いていると単調で同じに聞こえがちですが、このゲームではありえないです。一見の価値はありますよ。
【関連】エロゲー批評空間での評価　姫騎士アンジェリカ

見上げた空におちていく

深く、また数の多い伏線と反比例して割とすっきりとしたストーリーですが、そのお陰でストレスなく進めることができます。また、キャラクターの魅力度がＧＯＯＤ。中でもメインヒロイン・ユキに萌えられればそれだけでイケます！残念なのは年上のお姉さん達が揃いも揃って攻略不可な点でしょうか・・・。あと、音楽は相当クオリティーが高いので特典サントラは必聴。
【関連】エロゲー批評空間での評価　見上げた空におちていく

R.U.R.U.R ル・ル・ル・ル

幻想的なＳＦファンタジー良作。主人公がショタ系の男の子のたえ少々感情移入し辛く人を選んでしまいますが、作品を俯瞰してみると非常に綺麗にまとまった作りになっています。童話のようなやわらかい雰囲気の中で語られるストーリーは、終わってからも色々考えさせられます。後、ＯＰ/ＥＤはかなりの名曲。是非一度は聞いてみることをオススメします。
【関連】エロゲー批評空間での評価　 R.U.R.U.R ル・ル・ル・ル

つくとり

ＰＣゲームの中ではあまり例のない、サスペンス・ミステリー作品としてなかなかに完成度の高い一品。ぼうのうと氏の絵が非常に個性的なため一般的なＰＣゲームに手をつけるのと比べるとエントリーのし辛さがありますが、しかしこの作品は氏の絵だからこそ作風とマッチしたのではないかと思います。某ひぐらしなどが好き方なら楽しめるのではないでしょうか。
【関連】エロゲー批評空間での評価　つくとり

こいとれ

「恋愛を教わる・学ぶ」というテーマのゲームが最近の流行りですが、恐らく一番このテーマをばっちり上手く使った作品。恋愛部という特殊な下地と、良質なシナリオ構成が巧く合わさりうより良く昇華されています。加えて各キャラの魅力もかなり高く、思わず迷い箸をしてしまいそうになります。個人的には２００７年上半期発売作品の中で一番良かったゲームです。
【関連】エロゲー批評空間での評価　こいとれ

虜ノ姫

半端じゃなくて美しくて魅力的なヒロイン達を調教、もとい調律しているく、良質のエロゲーです。ＢＧＭや退廃的な中世風の雰囲気作りが非常に良質で、「姫」の高貴さとい、その高貴さを汚していくという感覚をよりしっかりと支えています。シーン自体の奇抜さ等はそこまでないものの、それを補ってあまりあるエロさがあります。王道ガチエロをお求めの方への一本。　
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