【コラム・ネタ・お知らせetc】ホビージャパン 大盛『HJ文庫』はじめました
ホビージャパン 大盛『HJ文庫』はじめました!! アキバBlogをご覧の皆さん、こんにちは。こんばんは。どっちだ? HJ文庫編集部の松岡と申します。編集長やってます・・・。さて! いよいよ明日、7月1日に株式会社ホビージャパンから、新規参入レーベルHJ文庫(えいちじぇいぶんこ)が創刊されます。まあ、せっかくアキバBlogさんにスペースいただいたことですし、ウラ話でもひとつふたつ。


 さて! いよいよ明日、7月1日に株式会社ホビージャパンから、新規参入レーベルHJ文庫(えいちじぇいぶんこ)が創刊されます。6冊用意させていただきました。もうHJ文庫公式サイトで立ち読み版も公開してるので、内容紹介ははぶきますが、これがなかなかバラエティに富んだラインナップになりました。

 まあ、せっかくアキバBlogさんにスペースいただいたことですし、ウラ話でもひとつふたつ。

 公式サイトにもアナウンスしてますが、HJ文庫ではノベルジャパン大賞という小説賞を開催します。審査員は榊一郎先生と、五代ゆう先生。審査員2人だけ? とか思われるかもしれませんが、このお2人にお願いしたのは理由があります。

 身も蓋もない言い方なんですが、この両先生、かなり極端に小説の執筆スタンスが違います。
 榊先生は、言うなれば「職人の極み」。読者の方々に喜ばれる要素は何か、文章としての完成度だけでなく、時流を読んだ、物語を成立させるための「計算」を尽くした上での感動を読み手に与えるプロフェッショナル。
 対して、五代先生は「野性の作家」。どっかからなんか電波みたいなものを「びびびびび」と受信して、それをそのまま自動書記することで作品を作り上げてしまいます。直感的に、舞台となる世界と登場 人物がいれば、そこに構築される物語が勝手に脳内で組み上がるというか、立体的に「見えて」しまう、これまた違う意味でのプロフェッショナルなのです。

 小説賞の選考基準といえば、可能性を持った才能と、時代に合った感性の発掘です。
 このお2人と相談して選考すると、これはなかなか面白いものを見つけられるのでは?

 そう思ってお願いしたというわけです。応募いっぱいくるといいなあ。

HJ文庫(えいちじぇいぶんこ)創刊記念トークショー

それから雑誌のお話。24日のトークショーでもお話したのですが、9月から小説誌「月刊ノベルジャパン」を創刊します。なんせ新規参入レーベルですので、サポート媒体が欲しいわけですよ。文庫書きおろし長編だけでなく、連載小説を文庫にまとめていきます。もちろんカラー連載、コミック、コラムなんかも用意します。

 文庫創刊発表の時に、いのまたむつみ先生に描いていただいた姫と騎士のイラスト、あれ実は、五代先生の小説で、そのまま毎号カラー連載するんですよ。王道ヒロイック・ファンタジーしちゃいますよ。



えーとそれから……って、あんまりここでバラしちゃうのもなんなので、また次回、スペースいただけたらお知らせいたしますね。ではでは。

株式会社ホビージャパン ノベルジャパン編集部 HJ文庫編集長 松岡卓

【バックナンバー】
「まりたん」 例の事件の舞台ウラ?

 | posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 08:01| コラム