アキバBlogをご覧の皆様、2週間ぶりのコンニチハ!富士見書房・コミックグループドラゴンエイジPure編集部 コラム記事担当・メイドガイの人でございます。先日の4月20日、ついに『ドラゴンエイジPure Vol.4』が発売となりました。「ちょっwwww おまっwwww 厚過ぎ!!」とか、「こんなに大きくした意味あるの!?」などの意見なども多数上がっており、各所で話題となっているようで何よりです(笑)。
しかしですね、このフィギュア用の箱、実は最初から狙ってこの大きさにした訳ではなく、偶然が重なってこのような大きなの箱になってしまったのですよ!
ドラゴンエイジPure編集部は何か障害があると、どんどん拡大方向へシフトしてトラブルを解決するという、いいんだか悪いんだかよくわからない癖がありまして(笑)、あれよあれよという間にあんな大きな箱を付ける事になってしまったのです(笑)。当初はどこの雑誌付録でもよく見られる『雑誌の半分のサイズで通常の箱を付ける予定』だったのです。今回のコラムではその辺のフィギュア付録の舞台裏をお伝えしようと思います。
この企画の準備を進め始めたのは丁度1年前。この当時雑誌付録に使用されている箱は厚さ4cm程度のものが多かったので、Pure編集部もそれにならって、4cmの厚さの箱にフィギュアを収納する方向で準備を進めていました。先にも述べた通り、この段階での付録フィギュアを入れる箱は、他の雑誌でもよく見られるタイプのもので、雑誌の半分のサイズ、箱も1色で印刷されているものです。
ですが1年も経てば世の中は変わるもの。フィギュアの準備を1年かけて行ってるうちに、流通のレギュレーションが変更になってしまい、それまでは『厚さ4cmの箱がOK』だったものが、『3cm以上の厚さの箱はNG』となってしまったのでした。
あまりに箱が厚いと雑誌に挟み込みが出来ない為に、クレームが多かったから…というのが理由らしいのですが、既に4cmの箱で準備を進めていた我々は『一体どうすればいいんだろう??』と途方にくれたものでした。ですが、この程度のトラブルで作業を止める訳にもいかないので…
ドラゴンエイジPure Vol.4付録の「九条蜂恵」フィギュアの箱 厚さは4センチ
フィギュアの準備を1年かけて行ってるうちに、流通のレギュレーションが変更になった為 発想の転換・拡大方向の解釈により(笑)雑誌と同じサイズに。 |
「だったら雑誌と同サイズの箱にすればいいんじゃね?」
「同梱できないのであれば、シュリンクすればいいんじゃね?」
という発想の転換により(笑)、雑誌と同サイズの箱…という風になったのです。
でもこれだけでは全ての問題が解決した訳ではありませんでした。通常の同梱方法だと雑誌の下に箱を入れてシュリンクする為、バーコードが隠れてしまい書店の方でバーコードが読み取れない…という問題が出てきてしまったのでした。当初はバーコードをシールにしてシュリンクした上から貼り付ける…というアイディアもあったのですが、
「だったらフィギュアの箱を雑誌の上に乗せちゃえばいいんじゃね?」
「表紙が隠れるから、フィギュアの箱を4色にして雑誌の表紙と同じにすればいいんじゃね?」
という、拡大方向の解釈により(笑)、あれよあれよという間に、ドラゴンエイジPurVol.4付録フィギュアの箱が、雑誌と同じサイズの箱でしかも4色印刷という、豪華な仕様になってしまったのです。という事で、各所から色んな声が聞かれる程のゴツイ仕様になった理由がおわかりいただけましたでしょうか(笑)。
そんなこんなで何とか無事に刊行したドラゴンエイジPure Vol.4ですが、この号より隔月刊行となります。次号Vol.5は6月20日発売です。続々と新連載も始まりますし、通販企画や雑誌付録も随時企画進行中です。詳細が決まりましたら、アキバBlogのコラムやドラゴンエイジPure Blogにてお知らせしますので、チェックを忘れないようにして下さいね。今後ともドラゴンエイジPureをよろしくお願いいたします。
富士見書房・コミックグループドラゴンエイジPure編集部 メイドガイの人
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Black Side
| posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 07:12| コラム
その素晴らしい発想に吹いた感動した! リンク: 【コラム・ネタ・お知らせetc】 付録の箱が、雑誌と同じサイズで4色印刷だった理由. 発生したトラブルをむ...
富士見書房によるトラブルを好機に転換する方法 【Road Station Oume-Kaido】 at 2007年04月25日 19:34