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ボクはエターナルカオスという、ガマニアでも萌えない系硬派なオンラインゲームを担当しているディレクターです。エターナルカオスはクローズドベータからかれこれ5年以上のロングタイトルで、初期からずっと遊んでくれているユーザー・ファンサイトのデータの蓄積や情報交流など、ユーザーが作り上げてくれている世界であるとも思い、日々感謝しています。今日はそんなエターナルカオスと、調教されがちなボクとの関係についてお話を・・・
正直に言って、どちらかというとキモい系ジャンルのこのゲーム、なにせ体が緑だったり青かったり、ヒューマンっていう比較的普通のキャラクターも顔がただのおっさんだったり・・こんな世界でどうすれば沢山のユーザーに楽しんでもらえるのかということは、自分がディレクターになる前、数年間続けたGM(ゲームマスター)の時代から、ずっとずっと思っていた永遠のテーマでした。
そんなGMだった過去のある日、ゲームの中でボクがとあるユーザーさんの対応をした後に聞こえてきたチャットの中の印象的なフレーズ「今のGM、なんか機械みたいだったよね」
自分の中では『GM』っていうのは、いわゆる警察ではないけれど問題をできる限りジャッジするための、ある意味『怖い先生タイプ』で接するべきだとポリシーを持って接していたので、このコメントも納得ではあったのですが、ボクの日々のこの印象が他のGMやイベントキャラクターにも定着してしまい、楽しい雰囲気で進めたいイベントなどでもなかなかユーザーが馴染んでくれず、印象を改善することが難しくなってしまったのでした・・・・
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これがプレイヤーキャラクターヒューマンの男性です。顔は選べません(汗
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萌えキャラエイディア。緑の肌もじょじょにかわいく見えてくるから不思議
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おっぱい!おっぱい!
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しかしその後ボクなりに反省しました!正義のGMとしてイベントを開催するのではなく、GMでもユーザーでもない芸人を登場させ会話や行動で楽しんでもらう、ある意味エンターテイメント性のあるイベントやってみたらどうだろうかと。その芸人の中の人として、ボクらがやっていくべきではないのかと!
・・そして誕生したのが今も続く、エタカ調査団というイベントギルド。
『エタカ調査団』は、『エタカ教授』というおっさんキャラクターを中心に、ストーリー仕立てでモンスターを倒していくという、映画的な展開をみせるイベントを複数開催しました。そして、対となるヒール的なギルド『タナカ古代研究所』も後日登場させ、イベント時に登場しては皆からに攻撃され、たこ殴りされるキャラクターへと定着しました。
彼らには根本の性格と背景ストーリー以外はなにもなく、ボクたちが演じる正義のエタカ教授、悪役のタナカ古代研究所員たちは、出会ったユーザーさんの中で馴染みやすいイベントキャラクターへと成長していったのでした。そんなボクらと彼らが登場するちょいキモ系MMORPGエターナルカオス、プレイは永久無料なので、ぜひ一度遊んでみてください。
正直最初は一切萌えませんが、プレイしているうちにゲーム内キャラクターのエイディア(緑色)になぜか『萌え』を感じてきます。人間というのは環境適応能力の高いものと本当に感じます。皆さんもボクと一緒に調教されてみてはいかがでしょうか?
さて次回は別のゲームのディレクターが書くといいます。
またアキバBlog読者の方の数%がやっているかもしれないオンラインゲームの、裏の話も出てくるかも?
ガマニアデジタルエンターテインメント ディレクター
スドウ
【バックナンバー】
・広報らしく今回はガッツリ。あとスプーも
・ゲームマスター(GM)はアキバ系?
・まずはアキバを勉強します!
・「秋葉原とプロレス」
・連載案( ゚∀゚)彡おっぱい!おっぱい!
| posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 05:08| コラム