【コラム・ネタ・お知らせetc】 作家さんとの綿密な打合せが必要なわけです
どうも。ホビージャパンの松岡です。なんかHJ文庫編集長やってます。さて、突然ですが。小説の編集には、作家さんとの綿密な打合せが必要なわけです。えーと、とりあえず作家さんとの綿密な打合せの一つ例でも。 S先生との打合せの場合、いつもの店に到着すると、まずは商品棚へ。特に割引セールのコーナーへ2人で向かいます。


S先生との綿密な打合せでの収穫

どうも。ホビージャパンの松岡です。なんかHJ文庫編集長やってます。さて、突然ですが。小説の編集には、作家さんとの綿密な打合せが必要なわけです。この打合せひとつで、作家さんのモチベーションも決まるし、編集者の作品への理解度から愛着、その後のアイディアが脳内からどれくらい噴出するかまでが決まります。えーと、とりあえず作家さんとの綿密な打合せの一つ例でも。


【例1 S先生との打合せの場合】
まず、大阪・ミナミの方で待ち合わせをします。場所はまあ、ケータイで連絡をとりながら適当に。

「今日の格好はアロハにグラサン、んで旅行鞄引きずってます。んで○○○交差点のあたりに立ってますね」
「あんたはどこの密売人だ」
とか言っておくと、適当に見つけて車で乗り付けてくれるので、合流して荷物をトランクへ、私は助手席に搭乗します。
「んじゃ、とりあえずいつもの所にいきますかね」
「そうですね」

いつもの店に到着すると、まずは商品棚へ。特に割引セールのコーナーへ2人で向かいます。

「やっぱガバでしょガバ」
「いやそのあんたのガバ好きはもうわかったから。って、このホルスター安くね?」
「あとここんとこ、ちょっとショットガンのいいの探してるんですよね」
「マ○イのショットシェルは素晴らしいんだけど、取り回し考えると他のメーカーもいいよねえ」
「イサカとかどう?」
「あ、いいなイサカ。イサカイサカ。ソウドオフ安いじゃんこれ。取り回しはサイコ ーですな。装弾数多いし」
「んじゃイサカでしょ。予備マグは?」
「ん、当然買う買う。店員さーん。これの予備マグありますか?」
「すいません在庫切れです」
「んー。まあいいか。んじゃこの銃ください」
「いいんじゃないすか? うちに予備マグ2本あるから今度渡しますよ」
「あるのかよ。あ、財布に金がない」
「貸しますよ」
「んじゃ借りますよ」
(以上の会話は、すべて銃刀法規制上問題のないエアソフトガンに関する会話です)

「いやー、いい買い物した。でも俺、これ抱えて新幹線のって東京帰るの?」
「乗っちゃえば一緒でしょ」
「まあいいか。で、原稿は?」
「あと3日もらえますか。あと例の原稿の直しは明日の朝までに送っておきます」
「了解。んじゃ次の巻の分も考えといてくださいね。東京帰ったらまた電話しますから」
「了解。じゃ駅まで送りますよ」
「あ、どもども」
「じゃ」
「じゃ」

──完

まぁこれはツーと言えばカーな所まで行っちゃった関係なんで、全ての作家さんとの打合せがこのような感じなわけではないんですよ。ほんとですよ。これ実話だもん。ねぇサ○キ先生?


では次回はG先生との打合せの場合を……え、もういいですかそうですか。それではまた。

ホビージャパン HJ文庫 松岡卓

【バックナンバー】
湿気と肉の腐るニオイ(?)はベトナムを思い出すぜ
「抱きしめたいのは誰?」だきまくらのお話
大盛『HJ文庫』はじめました

 | posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 05:33| コラム