【コラム・ネタ・お知らせetc】 「続・殺戮のジャンゴ」ポスター レトロ加工に挑戦
PCゲームメーカー・ニトロプラスの広報担当ニトロくんです。次回作続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-(邦題)のポスターが、秋葉原のPCゲームショップさんにて貼られはじめました。マカロニウェスタンを題材にした作品ということで、古めかしい加工をしていただいたショップさんもおられるようです。そこで今回は、ポスターのレトロ加工に挑戦してみました。


秋葉原をはじめ、全国のPCゲームショップさんに貼られはじめた 続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-(邦題)のポスターは、そもそもが60年代のテイストを出していこうと、表面が荒い再生紙に印刷されたレトロ風。これをさらに加工して貼っていただいているショップさんが出現しているということで、ニトロスタッフも加工にチャレンジ。より雰囲気ある風合いを醸しだすべく、いろいろ手を加えてみたいと思います。

現在、鋭意開発中の次回作 続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-(邦題)がどんな作品か簡単に申しますと、3人の女ガンマンが登場し、SFでマカロニウェスタンを繰り広げるピカレスク浪漫活劇です。

題材となっているマカロニウェスタンは、50年近く前に世界的ブームとなったイタリア製西部劇のことで、残虐性や激しいガンファイトが売りの荒々しい西部劇(西部劇は史実を詩情豊かに描くものが多い)と考えていただくと分かりやすいかもしれませんね。

やぁ、ボッシュだよ!
今日はこの続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-(邦題)のポスターをメタメタにしてやんよ!

秋葉原・メッセサンオーVさんの店頭
くしゃ加工したポスターが展示されてます

劇中に登場する「ボッシュ・ザ・パイレーツ」
写真の人物と同一人物かは定かではない

彼の名はボッシュ。続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-(邦題)の劇中に登場する同名のならず者とは似て非なる馬頭。手先が器用らしいので、今回ポスターの加工をお願いすることにしました。

■初級編

【1.くしゃ加工】
とても簡単なのに、使用している再生紙のおかげで、それとなくいい味がでるお手軽加工です。あまりテクスチャをつけすぎないのがポイント。布を当ててアイロンをかけてもいいかも。
最凶広報のアフロが100くしゃーなら、これは、6くしゃー程度でOK 丸めた後は、よーく伸ばします はい。完成!
手っ取り早くていい感じだよね!


【2.やすり加工】

折り目に沿ってやすりをかけることで、昔の雑誌の折込付録のような折り目を醸しだす加工です。
まずは四つ折。逆側にも四つ折してね こんな感じで折り目ができるって寸法だよ
激しくやすって! シロくなるまで! ただし、破けないように注意してね。 はい。完成! 紙やすりでも簡単にできるよ!


【3.濡らし加工】

濡らして乾かすだけで、ぐっと味わいが増す加工です。雨が降ったら屋外に出して2〜3日放置。天日で乾かせば何もしなくても完成します。
水を張ったバケツにポスターをインサート! 長く漬けなくても2秒くらいでヌレヌレ。よく染みます。 濡れてクタクタになったポスターをそっと広げるよ。破れやすいから注意だね。
優しくタオルでふきふき。新聞紙を上に重ねて軽くおさえるのもいいね。 はい。未完成!
これをカリッと乾わかすと完成だよ


【4.血のり加工】

赤い塗料はいいアクセントになります。バイオレンスさを演出する加工です。今回は塗料を飛ばしてますが、水分を多くして上から垂らしたり、塗料の入ったバケツに角を漬け込んだりしてもいい感じになります。
乳酸菌を摂取することで、ボッシュは明日も頑張れる! 赤絵の具に、微量の緑絵の具と水を混ぜて、こう!ほとばしる情熱! はい。完成! 
乳酸菌は任意だよ



■上級編<WARNING>
ここから先は非常に危険な戦いとなる。良識のある大人のみ閲覧してくれるとありがたい
ちなみに何かあってもボッシュは一切責任を負えません。


【5:弾痕加工】

火を用いることで、擬似的に弾痕を表現する加工です。端から端まで直線で穴をあけるとマシンガンで撃たれたような感じが出ます。手間はかかりますが、端から半円をつけるように穴を開けていっても面白い感じに。線香だと穴の大きさの調節が出来ます。
仕事前の一服。メンソール吸っても、ウマナミだから一安心! タバコを押し付けて、穴をあけるよ。線香とかでもOKだよ。 はい。完成!
喫煙マナーはしっかり守ろうね!


【6:燃やし加工】

周囲を燃やすことで、独特の風合いを作り出しだす加工です。黒こげ部分がうまく作れるとより雰囲気が出ます。ポスター周囲を焦がしてデコボコにするのが一番オススメです。
ミニバーナーでポスター燃やしちゃうよ
ライターでも大丈夫だよ。
必要以上にバーニング!
このポスターはよく燃えるので注意!
カドをちょっと焦がすだけでも
なんだかいい感じだね
はい。完成!鎮火はしっかり指差し確認だよ


さて、今回は『ポスターのレトロ加工』ということで、続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-(邦題)のポスターを使って、色々な方法を試してみましたがいかがでしたでしょうか?ちょっとしたアイデアひとつで結構変わるもんですね。

他にも、コーヒーに漬け込んでレトロな色合いを出してみてたり、スプレーのりを吹いて砂を貼り付けてみたり、破いてそれをツギハギに貼り付けてみたり、喫煙室に貼ってヤニ色に染めてみたりと試してみましたが、どれもこれもそれぞれよい味が出ました。さらに組み合わせで行うと効果抜群。さあ、みなさんもポスターの可能性を追求してみましょう。レトロなお部屋作りを目指す人は意外と役にたちますよ。

なおボッシュ曰く、『馬の被り物での作業は、非常に視界が狭く、また、頭部がゴム製のため三分を超える着用となると、内部に熱気と二酸化炭素が充満して呼吸が危うくなる』とのこと。また火の取り扱い時は変な汗が出るようなので、火の取り扱いには十分注意して下さいね!

そういえば、前回のコラムで書かせてもらったニトロプラスライター陣の本棚というお話が、以外にも各方面から好評のようなので、一度単独でお届けしたいですねー。前回は本棚の一部分だけだったので、次回はもうちょっと詳しくリサーチできればと。みんなが帰った深夜が狙い目かな(ニヤリ)。

それではまた、ニトロプラス広報ニトロくんでした〜。

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 | posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 06:29| コラム