2006年2月のワンフェスで限定品として初登場した、ねんどろいど第1弾『ネコアルク』
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さて、今回は弊社がじわじわと展開を推し進めている商品シリーズ『ねんどろいど』のお話。すでに知ってるよ〜という方も、なにそれ?知らない・・・と方々も、まずはちょっとお耳を拝借して『ねんどろいど』誕生 のきっかけなどをお聞き下さい。
グッドスマイル企画開発チームが心の引き出しに入れてあったテーマがありました。ずっとくすぐられていたのですが、踏み切れなかったそれは・・・『ディフォルメデザイン』。憧れのヒーローやヒロインが何かの拍子にディフォルメされて登場したときの新鮮さと可憐さ、その魅力にグサグサと刺されつつ、どのように具現化すればよいかわからなかったのです。
その扉を開くきっかけとなったのは、企画開発チームの『熱意』と『勢い』だけで商品化させてもらった、ゆるそふびシリーズ『エイリアンvsプレデター』。海外のハード系メジャータイトルにキューピーや怪獣ソフビのテイストを盛り込み、可愛くポップな商品としてライトなユーザー層へもアピールしよう!というコンセプトでしたが、開発陣の熱意に反比例するようにグッドスマイルのボトムレコードホルダーとなりました。う〜む。足りないものはなんだい?がんばったのに、売れるとおもったのに。
コンセプトを練り直し、譲れない『ゆるさをコンセプト』にセカンドチャンスに賭ける開発を続けました。ついに『ねんどろいど』第1弾ネコアルクが2006年2月のワンフェスで限定品として初登場!!並んで購入していただいた皆様のおかげで、会場販売用に用意した1500個が完売となりました。その後の一般販売も好評を頂きました。
これは追い風が吹いているに違いない!と激しく思いこんだ僕達は、先月に行われた夏のワンフェスでも限定版の発売を敢行、同時に一般販売の『ねんどろいど』シリーズの開発も馬車道一本!進めています。
2006年夏のワンダーフェスティバルでは、『ねんどろいど』シリーズの彩色見本展示が2体
原型展示が1体、その他鋭意開発中の紹介が6タイトル以上 |
2006年夏のワンダーフェスティバルでの、『WONDERFULL HOBBY LIFE FOR YOU 3ブース』に寄っていただいた皆さんには見て頂けたかと思うのですが、これから発売する『ねんどろいど』シリーズの彩色見本展示が2体、原型展示が1体、その他鋭意開発中の紹介が6タイトル以上!!とても賑やかで楽しげなシリーズになれるかも?と期待を込めて鋭意開発進行中です。
え〜と・・・、ここからが本題。(前置き長っ!!)せっかくのこの機会にこの場をお借りして、いつもアキバblogをご覧になっているユーザーの皆様や業界各社の皆様、はたまた偶然に見かけた旅人の貴方様にお伝えしたいことがございます。
ここに、ねんどろいどシリーズはオープンアーキテクチャーであると宣言します。
展開して日もないまだまだ駆け出しの「ろいど」??ではありますが(笑)『ねんどろいど』シリーズは、そのコンセプトや世界観、さらには各おまけパーツさえ、興味を持って頂けるすべての方々と共有し、『遊んで楽しい!作って楽しい!』というグッドスマイルだけでは決して為し得ない素敵な『○○ごっこ』を目指します!
見た目の作りと同様に、ごく緩い設計上の縛りをもって、各社様に『ねんどろいどコンセプトの商品』を発売して頂こうというタクラミです。既に数社が「オレもやる!」と手を挙げてくださっています。それは業界各社の壁を超え、さらにはメーカーとユーザーの垣根を超えて広がる、希望に満ちた○○王国ともいえるでしょう!?あ〜、なんかすごく楽しくなってきた。
それでは皆様健やかに。結局コラム原稿が心配で朝まで付き合ってくれているグッスマの代表取乱役・アキの咳払いが響く松戸のグッドスマイル事務所より。
グッドスマイルカンパニー アキ山
【バックナンバー】
・WF前日、こんなことやっているのは僕たちだけです..
・年2回のワンフェスで、毎度毎度の締めきり地獄
・香港・アメリカのフィギュア事情
・巨乳58.9%、へそ出し64.8%
・Pirate
edition(海賊版)にご注意
・引越と夏のイベント限定品
・フィギュアパッケージの嗜み方
・"フィギュアを量産する"ということ
・「数量カット」するやせざるや
・"高速道路"と"渋滞"
・フィギュアができるまで
連載漫画「松戸少女グッスマコちゃん」第4
話
| posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 05:51| コラム