季刊「キャラ☆メル」はアニメとゲームの女性キャラクターにこだわりまくったコンテンツをお届けするべく、お酒を飲んだり、カラオケしたりはみじんもせず、ただひたすらストイックに男だらけの編集部で題材となる作品と3ヶ月間格闘しているわけですが、今回はいつもにも増して力が入ったとさ、と客観的に振る舞ってしまうほど、素晴らしい作品を特集させていただきましたとさ(くどい!)。
その作品とは電撃文庫史上最強のツンデレキャラとして、ライトノベル史に輝くあの作品。そう『狼と香辛料』を、なんと原作小説とアニメの両ジャンルにわたって特集させていただきました。電撃文庫編集部様とポニーキャニオン様には、取材とか素材
とか描き下ろしとか読プレとか、無理なことをお願いして本当に感謝の気持でいっぱいでございます。そのかいあって、なかなかいい感じなページを組むことができたかと。まず、原作著者の支倉凍砂先生と藤島康介先生の対談があるのでございますよ!
これはある意味、事件です。
これまで対談連載「フジキャラたん(藤島康介のキャラクター探究室)」ではゲームのキャラクターデザイナーの方であるとか、イラストレーターの方であるとか、アニメ作画監督及びキャラクターデザイナーであるとか、主にビジュアルに特化したクリエイター様をお迎えして対談していただいておったのですが(*創刊号の奈須きのこ先生はゲームシナリオと小説の作家ではありました)、今回は生粋の小説家である支倉先生とのトークバトルであり、これはキャラクターの作り方であるとか、物語構築であるとか、まるで違った方法論のお話が聞けるのではないか、聞けたらいいな、と楽しみにしていたのでした。
そして、ふたを開けてみれば……。ここまでしか申し上げられません。しかし、賢狼ホロの、可愛さ余って憎さは一切ない、むしろ憎いのは ロレンス。そんな愛すべきホロについて、耳と尻尾の魅力について、または世界設定について、かなり突っ込んだ対談だったことだけは申し上げておきましょう。
しかも、藤島先生が描き下ろしたホロ(正確には本誌マスコットキャラクター「メル」 がコスプレしたホロ)の複製原画にお二方のサインを入れて一名様に進呈してしまうという、プレゼントもあるのでありんす。(*この複製原画は4月10日発売の電撃文庫MAGAZINE5月号でも1名様に進呈するコラボ企画であり、合計2名様だけの複製原画です)
3月25日発売のキャラ☆メルvol.4
この表紙になっているホロが、複製原画になります |
というわけで、もちろん表紙イラストテレカ100名プレゼントもあります。競争率は高いですが、チャレンジするのも一興。耳と尻尾と誇りをかけて、応募してみてくださいませ。
キャラ☆メルvol.4の狼と香辛料特集はこれだけでは終わりません。まもなくクライマックスも近いアニメについても「耳と尻尾」にフォーカスして特集しておりますよ。かなり薄着なホロの描き下ろしやメインキャストである小清水亜美さん、福山潤さんのコメントもゲットし、狼の誇りと尻尾の気持を考えました。
かなり気合を入れて特集を組んだでありんす
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さて、狼と香辛料もそうですが、昨今、なぜかケモノ耳な女の子キャラクターがブラウン管を、もとい、液晶画面をにぎわしているとお思いになりませんか? そう、 ついに第23次ケモノ耳ブームの到来なのです! 本書ではかのこん・まじしゃん ず・あかでみい・狂乱家族日記・我が家のお稲荷さま。をメインにうたわれ るもの・魔法少女リリカルなのは StrikerS・LOVELESS・ゼロの使い魔〜双月の 騎士〜・ひぐらしのなく頃に解・ハヤテのごとく!と生ケモノ耳から付けケモノ耳まで、ズラ〜リッと紹介しております。きっとあなたのお好きなケモノ耳があるはずです。
けしからんケモノ耳っ娘てんこ盛り
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上記の一連の企画が『一特』いうやつですが、その他の特集では、弊社月刊comic
REXで連載中のかんなぎのアニメ化を記念して、作者の武梨えり先生と監督の山本寛さん、脚本の倉田英之さんの鼎談を設け、また武梨先生にはヒロインのナギが芝生で寝転んでいるいい感じなイラストを描き下ろし
ていただきました。
ナギ様の魅力を余すことなくお伝えする公式ファンクラブはこちらからどうぞ〜
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今後の予定はまだまだ明かせませんが、なんだかすごいスタッフがぞろぞろ集結しており、 一筋縄ではいかないアニメになるのは必至です。ちなみに先日たまたま武梨先生とお会いした際、天元突破グレンラガンが大好きすぎるとのことでしたので、ヨー
コ写真集(AA)』をお渡ししておきました!キャラ☆メルではこれからもかんなぎを大プッシュしていく覚悟を決めまし
たよ! いや、会社の命令ではなく私の遺志です、って死んでません!!
さて、ちょっと『かんなぎ』調にドタバタっぽくなったところで、次の特集も侮れませんね!みなみけ〜おかわり〜を10ページにわたり、主演声優さんの対談とグラビアで貫き通すという骨太な記事を作ったのであります。
今回のキャラ☆メルは声優率150%アップ。佐藤利奈さん・井上麻里奈さん・茅原実里さんのみなみけ三姉妹にアニメの制作現場のことや、キャラクターへの想い
など、7ページにもわたってお答えいただきましたよ。
そのほか劇場版 空の境界は三章までの3監督の鼎談で、『CLANNAD-クラナド-』
は描き下ろしと名場面を振り返る総集編で、絶望先生は面白ネタを夕刊スポーツ
新聞「絶望スポヲツ」としてまとめ、ひだまりスケッチ×365は主要キャストコメントで、舞-乙HiME
0 〜S.ifrは初監督を務めた久行宏和さんに根掘り葉掘りロングインタビューし、それぞれ4〜6ページでまとめましたよ!
今回のキャラ☆メルも描き下ろしビジュアル多数です
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充実してますね、私の青春は!(チッ!) そんなわけで、特集もいいけど、ノベルもね!連載ノベル東方儚月抄についてもやはり書かねばならないかと。
当然毎号校正をするわけで、私も楽しみにして読むわけなんですが、今回は特に心に響きました。不老不死というのは人間にとって是が非か、今回の話を読んでしみじみ考えてしまいました。自分だけ同じ佇まいで周りの人たちが朽ちて逝くというのは、 これは狼と香辛料のホロにも被りますが、相当にきついなと思います。人生80年を生き抜いてきっちり死んでいく、完結していくというのが自然界の摂理ですから、 それに敢然と立ち向かうある意味、悪魔の所業なわけです。 カレーもいいけど、ハヤシもね! 死ぬのはヤダけど、生きっぱなしもね! どっちがよいのか判断はつきません。ですが、我々庶民はこつこつ迫りくる死に向かって前に進むのみでございます。 まったり控えめ、しんみり増量で今回の東方儚月抄はお送りいたします。
連載ノベル東方儚月抄に
今回は”蓬莱人”「藤原妹紅」が扉を飾ります |
あっ、なんだか気持が暗くなってしまいましたね! こういう場合は、力のみなぎる元気ノベル『メル☆ザ☆クエーサー』ですよ!今回はあれですよ、メルの秘密がバレバレになってしまって、ごにょごにょごにょ。 で、メルVSシャディの第二戦が圧倒的な迫力で展開されるのですよ! 戦いの決着を見逃すな! メルの明日はどっちだあ!!
ああああっ、いかん!そういえば重大なことを忘れるところでした。2008年最大のゲーム期待作テイルズ オブ ヴェスペリアについても、まさにスクープ記事として、藤島康介先生に主人公キャラのユーリとエステルについて語っていただきましたよ。 そんなこんなで、『キャラ☆メル』は3月25日火曜日発売です。 藤島康介先生描き下ろしメルのコスプレ・ホロの表紙が目印!
一迅社キャラ☆メル編集部 編集長 木村
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| posted by アキバBlog(秋葉原ブログ) geek at : 08:01| コラム